Netflix:スタージル・シンプソン「SOUND&FURY」あらすじネタバレ感想「音楽最高映像クソ」




「ニンジャバットマン」の神風動画がSturgill simpsonの最新アルバム「SOUND&FURY」の世界観を圧倒的ヴィジュアルで表現!ネタバレあらすじ感想を紹介。

音楽と映像の組み合わせ、Netflixが作ったミュージックビデオ第二弾。

第一弾は「レディオヘッド」のボーカルのトム・ヨークの新作アルバム「ANIMA」の曲に合わせて実際にトムヨーク本人が電子音楽と近代ダンスと不可思議な世界観が融合した世界を旅する「15分」の映像作品がNetflixオリジナル作品として登場。訳が分からない世界観と映像だったが、打ち込み主体の変態的な音と彼の声が見事に融合されたハイセンスな映像だったので何度も観てしまい実際にアルバムを購入してしまう出来でした。

なので、Netflixが続いてスタージルシンプソンのフルアルバムの全曲42分に合わせて映像が流れる「めちゃくちゃ豪華なMVでもあり映像作品」を配信したので超楽しみで仕方がありませんでした。

それでは、早速あらすじ→ネタバレ→感想の順番でお送りしていくのでどうぞ。

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スタージル・シンプソン SOUND&FURYとは?

1978年、アメリカケンタッキー州ジャクソンに生まれる。父親の影響でブルーグラスやカントリー・ミュージックに触れ、次第にロックやソウルなどジャンルレスな音楽を吸収していった。高校卒業後、アメリカ海軍に入隊し、90年代後半に日本へ。川崎から横須賀の基地へ通い、週末には東京へ繰り出すという生活を送っていた。海軍生活を終え、本国にて鉄道会社に就職し、仕事も順調であったが、最愛の妻の最大級のサポートから、ナッシュビルに拠点を移し、音楽への道を再び志すことになった。2013年、ファースト・アルバム『High Top Mountain』を自主制作し、全米で31位を記録。2014年にセカンド・アルバム『Metamodern Sounds In Country Music』をリリースし、アメリカン・ミュージック・アワードでは「2014年に最も飛躍したアーティスト」に選出され、第57回グラミーではベスト・アメリカーナ部門にノミネートされるなど全米で大ブレイクを果たした。2015年には大型フェスティバルBonnaroo、Lollapallozaに出演し、数々の人気番組にも登場するなど、凄まじい勢いで全米での知名度を高めていった。

全米中のレコード・レーベルの争奪戦ののち、アトランティック・レコードと契約し、メジャー・ファースト・アルバム「A Sailor’s Guide To Earth」をリリースし、iTunes初登場で総合チャート1位(US)、カントリーチャート1位(US)、インディーロックチャート1位(US)を総ナメ。そしてアルバムはBillboard全米チャート3位を記録した。

第58回グラミーでは、同アルバムが主要部門である「最優秀アルバム賞」、そして「最優秀カントリー・アルバム賞」にノミネートされその動向にも期待がかかる、全米が最も注目している「アメリカ音楽界の最重要シンガー・ソングライター」である。

WARNER MUSIC公式より引用
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あらすじ

Sturgill Simpsonの4枚目の新作アルバム「SOUND & FURY」の曲に合わせて「ポプテピピック・ニンジャバットマン」の神風動画や世界中の映像スタジオがそれぞれの映像美で音楽との融合を目指した作品。

絶望が世界する終末世界、報復を胸に誓った謎のドライバーは、憎き敵の姿を求め荒れ果てた大地を駆け抜ける。アニメと音楽が融合したヴィジュアルアルバム。

Netflixより引用
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ネタバレあらすじ

冒頭、

近未来。荒廃した世界を走る一台の車。

上空では無人機の部隊が大量の爆弾を投下する。

車を運転しているのは武者の格好をした黒ずくめの人間だった。

過去。

刀鍛冶の現場に二人の男が襲来。

一人は銃を一人は毒を使って全ての鍛冶職人を惨殺していく。

凄惨な現場に遅れて登場した刀鍛冶の頭領は無くなった人間の屍の血を使ってふた振りの日本刀を制作する。

未来。

刀鍛冶の現場で惨殺を繰り返した銃と毒の二人は世界を支配するものになっていた。

そこに現れる黒い車と黒づくめの武者。

武者のマスクを外すと現れたのは「美しい娘」であった。頭領の鍛え上げたふた振りの日本刀を携えている。

銃と毒の大量のミサイルによって窮地に陥ったと思われたが、爆発した車から現れたのは彼女の乗ったバイクと、その脇には「ふた振りの日本刀の意志の宿った」二台のバイクであった。

そしてバイクの登場と同時に突如として始まる登場人物全員でのダンスシーン。


場所が変わり日本のどこか。

誰もいない夜中の街をスケートボードに乗って疾走する全身防疫服に身を包んだ謎の人間。

町中に落ちているメガネ・ぬいぐるみなどの何気ないゴミを拾っては収集を続け町中を走り続ける。

そして地下に降りてマスクを脱ぎ自身が集めてきた収集品を見てニヤッと笑う。


過去。

再びふた振りの刀を作り上げた頭領は侍の出で立ちで復讐のため銃と毒の二人と対峙し、あと一歩まで追い詰めたが幼い娘を人質に取られ何も出来ず敗北。

突如として日本刀に宿った二人の意志が具現化して銃と毒を足止めしている間に頭領(父)の亡骸を背負い娘はその場を逃げ去る。

再び未来の場面となり、泣き父の墓の前で娘は復讐の意志を再び燃え上がらせたのだった。

世界のどこか。

ドクロの鎧にを包んだ集団によって支配された奴隷施設で強制労働している奴隷たち。奴隷たちが鉄の加工をするのに利用している緑の玉を施設中に配置してドクロ達の支配から逃れようと画策していたが見つかり一人を除いて捕まってしまう。逃げ延びた一人は一人で計画を実行して点火しドクロも仲間も全てを燃やし尽くす。緑色に燃え上がる施設を見て燃え尽き骨となった仲間を想うが彼が不敵な笑みを浮かべていた。

どこかの街。

ホームレスの男は街中を彷徨う。争いが始まることを察知した町中の人たちは避難所に向かうがホームレス男は避難所を拒否される。突如目の前に落ちた爆弾によって火の海になる街を彼は逃げる。ビルの隙間にある自身の住処に逃げるが爆弾の火炎によって猫と共に燃え上がってしまう。

謎の世界。

快活なリズムの中、顔を歯車で覆われた男の受難?突如として歯車が狂ったことで落ちてしまい警察に追われる。暗がりの中顔の歯車が落ちて謎の玉に包まれて彼は別の何かに変貌する。最後は白い鳥となって空に飛び立つ。

エンディング。

スマホ・サムズアップをしたセンスの良い千手観音を映し出して終了。

スタッフロール後。音楽は止まらない。

突如として銃と毒を仕留めたのかカットされたシーンが挿入される。

二人の意志が宿った刀を模したバイクが2台のロボットに変形して娘と連携して銃と毒の首を取る。

一人と二台のバイクは荒野を駆け抜けていき終了。

ぶっちゃけた感想

総合評価60点=映像ありきは諸刃の刃

全体的な評価は60点。

全体的に音楽の質と世界観に合っている映像なのだろうが、冒頭のリアルなCG作品と神風動画の映像の「質」は高いが、魅せ方に「魅力がない」ためテンポが悪く観ていて全く面白くない。曲のリズムやテンポが良くても意味不明な内容と映像の質の低さに目が行き集中できない作品となっている。

個人的に一番気に入らないのは、MVなのに曲のリズムに合わせた映像が「1作品もなかった事」

音楽と映像の融合ならば、曲のピーク(サビ)部ぐらいはリズムに合わせた映像演出が欲しかったが、本当にない。映像のマスターベーションが曲を邪魔してしまっているという印象。

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音楽の質=90点

音楽は最高。即購入してしまった。

音楽=90点・良い。疾走感のある音楽は車に乗りながら是非聴きたくなるアルバム全てが見事な一作品のような仕上がりでハズレがない。。

sturgill simpsonのフルアルバム全ての曲に合わせて作られた映像は圧巻の一言。しかし、しかし、英語の歌詞の意味は分からないので感覚での感想となってしまうが、個人的に彼の音楽は好き。1曲目「Ronin」のエロいギターサウンドで物語の始まりを仄めかすスタートは最高。2曲目の「Remember to breathe」で初めて聴く彼の声の疾走感、そして3曲目「Sing along」の曲の始まりが最高。いきなりロック調のテンポの良い曲は一気にテンションを上げるのに最適。この曲が一番好き。4曲以降は徐々に落ち着いたしっとり系も揃っており全体的に聴きやすく、映像と一緒に見たおかげである程度イメージが定着してしまったが、何度も繰り返し聴ける。とにかく映像が足を引っ張ってしまった。

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映像の質=50点

ぶっちゃけると、総じて映像の質は良いが魅せ方がクソ。

冒頭の最も大事な作品の世界観を決めるこの見事なCGで描かれた黒い車が荒野・荒廃した街を走り続ける内容だが

「ずーーっと40kmの低速で走る(ようにしか見えない)から終始イライラする」

映像は最高、だけど肝心の車の走行シーンは全てスローモーションで描くから、疾走感が一切ない。通常の速度感との比較ができないので「常にトロトロ低速で走る仮免中の初心者の運転する車」の後ろについちゃった急いでいる時の後ろの車の気持ちになり「おせえょ!」って叫びたくなる。

そして次のお待ちかね。神風動画もダメ。

以上が上げられる。

そもそも神風動画はニンジャバットマンの個人的なクソ内容と映像で評価は最底辺。ポプテピピックでピークだった。ニンジャバットマンの予告編であそこまで人を喜ばせておきながら蓋を開けて出てきたのは「クソ寒い日本カルチャーを取り入れました」精神そしてだだ滑りした日本ネタの数々とバットマンを公開レ●プしたクソ物語で冒頭のジョーカーとバットマンの対峙がピークという出オチクソアニメでした。

そんな神風動画最新作は黒づくめの侍ドライバーがスタイリッシュに!!

ってもうニンジャバットマンで誰かに評価されたのが嬉しかったのか?だだ滑りしてんのに相変わらず日本テイストを取り入れた近未来復讐劇。しかも敵の毒のヴィジュアルはジョーカーそのまんま。ゲンナリする。スタージルシンプソンの作品だから彼が「ニンジャバットマン」を入れてくれよ!って注文したのなら許す。

で、いきなり全員でダンスするのはいいよ、MVだし視聴者が楽しめればそれでいいんだけど、肝心の裸のキャラ達が硬い。表情硬い、肌感も硬い、しわくちゃ。関節も硬い。そしておっぱいが固い。ってどうすんだよ、そこは揺れとけよって思った。そしてリズムに乗れていないって・・・。

そして次、

日本を徘徊する防護服に身を包んだスケボーダー。地下に降りて顔晒さなくて良いよ。ピクサーのウォーリーを意識した収集物を集めて飾っています感も寒いし中途半端な量で安っぽさ全開。ずっと街中をスケートしているだけでも良かった。ぬいぐるみ拾って思わせぶりな態度取るのも謎。

謎の奴隷施設で全員燃やす話。

「なんでこの作品入れたんだ?」

としか思えない。えーーと、見ていてつまんない。

ホームレス燃える。

燃えたね。

猫も一緒に。

あ、そう。

こんな感じ。

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まとめ:CDは人に勧めるが映像は記憶から封印する

Netflixとしてはアルバム購入させたから成功か?

音楽と映像を融合させるのなら前述したトムヨークの「ANIMA」のように短時間に凝縮すべきだった。ただでさえアクの強い獣肉(神風動画)を煮込んだスープに適当な調味料(スケボー・奴隷・ホームレス)と水道水(リズム感ゼロの映像)で味付けして薄めまくった感じ。

アルバムは購入した。

音楽は何度も聴くだろう。

が、これはNetflixで良い音楽として出会っただけで彼らの宣伝の賜物である。

Netflix作品の「スタージル・シンプソンSOUND&FURY」は2度と見ることはないし人にオススメはしないだろう。

映像としてはラブデスロボットの足元にも及ばず、無理やり日本テイスト入れる神風動画のやり方はクソ寒いと再認識させてもらっただけだ。

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