Netflix:恐竜少女ガウ子の感想「遂に国民的アニメが誕生したか」




「はなかっぱと」「ちびまる子ちゃん」を上手く”掛け合わせられなかった”子供向けオリジナルアニメNetflix「恐竜少女ガウ子」の感想を紹介します。

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Netflixオリジナル「恐竜少女ガウ子」作品紹介

恐竜少女ガウ子監督・演出:しぎのあきら

主なTVアニメの監督作品は「おそ松くん(1988年版)」「からくり剣豪伝武蔵ロード」「こち葛飾区亀有公園前派出所」「しまじろう ヘソカ」「しまじろうのわお!」「臨死‼︎江古田ちゃん」と子供向けから大人向けまで幅広く監督をしている。

劇場作品ではクレヨンしんちゃんの「オタケベ!カスカベ野生王国」と「超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」などがある。

監督作品ではこの程度と思うかもしれないが、演出家としての手腕が最も買われており「妖怪ウォッチ・シャドウサイド」や「ピングーinザ・シティ」「サザエさん」「あらしのよるに」「パワパフガールズZ」「ポケモンシリーズ XY&Zとサン&ムーン」そして「ちびまる子ちゃん」など国民的アニメなど幅広く演出家としての手腕を発揮している。

そんな監督の最新作がNetflixオリジナルアニメ作品である「恐竜少女ガウ子」である。

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恐竜少女ガウ子の制作は名作アニメ「カラフル」のアセンション


一見すると宗教臭いキャッチコピーとメインビジュアルの印象で食わず嫌いだったが、今回の恐竜少女ガウ子が面白かったので勇気を出して見てみたら驚いたことに暗い。重たいが、自殺した少年が抽選という神の気まぐれで再び他の人として生を受けて人生をやり直す作品。他にもいじめ・援助交際・家族の確執・友達・そして愛。全ての登場人物がなんらかの悩みを持つあたりリアルで上手くいったり上手くいかなかったりともがき葛藤する様をリアルだがユーモラスに美しい作画で魅せてくれる良作。「一度でも自殺を考えた事があるのなら観て欲しい」そう思った作品。

そんなカラフルを作り上げたアセンションが製作した恐竜少女ガウ子ってどんな作品だったの?を紹介していきます。

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Netflixオリジナルアニメ:恐竜少女ガウ子の感想

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はなかっぱに激似すぎてどこか既視感

おお、子供から大人まだ楽しめる国民アニメになり得る作品がきたかと思ったけど、わざわざ見たいとは思えない。どこかで見たことあるアニメ・・・そうだNHKの「はなかっぱ」だ。何となくだがそっくりである。

初見の印象は「はなかっぱ」の世界観を日常に落とし込んだ作品。

正直キャラデザも似ているので初見でそう思った親は多いはず。

が、NHKではできなかったリアルな女子小学生達と、どこか非日常漂う登場人物たちとのやり取りは見ていて楽しいしNHKでは無理だろう。少しずらしたかNetflix。

キャラデザも内容もどこか見たことのある内容にデジャヴを感じてしまい飽きが早かった。

恐竜少女ガウ子の世界も日本が舞台で「はなかっぱ」とは違うものの、人間の主人公ガウ子は可愛い女の子だが、怒りが頂点に達すると巨大怪獣になってしまったり、お父さんはカエルなのにお母さんは人間だったり、学校のクラスメイトは赤ちゃんのコスプレをしていたり、友達の一人は彗星そのものだったり、先生がロボだったり、ピンクのペンギンだったりと魅力的で不可思議な登場人物が繰り広げるドタバタ非日常系アニメが個人的には大好物なのだが、やはりどこかで見た事がある感じがして先が特に気にならない。

いつの間にかおじゃる丸見ているのか、はなかっぱ見ているのかよくわからないくなる始末。まぁどうでもいいやって気持ちにすら。

個人的に大好きなのは「さいとう けいすけ」ちびまる子ちゃんでいえば花輪くん、はなかっぱてきにはいつも辞典持ち歩いている頭脳キャラ。だけど毒舌がひでぇし、頭脳キャラなのに「余計な感情は全て捨てました」と言い張るくせに、めちゃくちゃな勢いで間違えた知識を披露してしまったり、ガウ子をいいように利用して人気者になろうとしたりと人間臭い。そんな素敵なキャラがたくさんいるのだが・・。

そんな彼を筆頭に全員どこかおかしいメタ発言も普通に出たりNHKのはなかっぱではできないようなアレな発言が多いのも評価が高いのだが。

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1話9分は短く、20話は少ない。

が、1話が9分で終わってしまい全20話と短めなので、やはり毎日見かける「はなかっぱ」の方が面白いと思ってしまうのだ。

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まとめ:Netflix恐竜少女ガウ子「子供向け」の割に魅力が少なく、ライバルが強すぎる。

見やすく面白い作品なのだが、どこか足りない。と言うのも動画配信サービスは「自由にいつでも気軽に見れるのが魅力だ」だから恐竜少女ガウ子を見るならうちの子供は「この作品は見ない」と言う。

娘達が見ているのは「斉木楠雄の災難」でテンポの良いハイセンスなギャグを。「うまるちゃん」で可愛いうまるちゃんの日常を。「おそ松さん」で個性的な五つ子達のドタバタギャグを。「おさるのジョージ」で鉄板面白さで大人も安心して楽しめる内容。「ハービー・ガールズ・フォーエバー!」新シリーズはより綺麗な作画で美しい色彩で三人の可愛いを追い求める女の子の活躍を楽しんで見ている。

そんな彼女達からしたら「薄味はなかっぱ」はわざわざ見ようとは思わなかったようだ。

はなかっぱのように決まった時間(特にお母さんたちが夕飯の支度をする際に邪魔されないようにじっとテレビに集中してくれる時間)に放送されているからいつの間にか見てしまって世界観にはまるままや子供が多いが、それは見てしまうから。既に知っている世界観に没頭してしまっている身としては「似たような作品をわざわざ見たいとは思えない」のである。

少しずらして子供向けなのに子ども向けすぎない内容は狙ったのかもしれないが、色々と曖昧に感じた。

リミテッドシリーズとは銘打っていないので今後人気があれば新シリーズが配信されていくだろうがそこからが問題だ。魅力的なキャラたちをもっと深掘りしてくれたら良いのだが。

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