
パキスタン・インドの甚大な作物被害を与えているサバクトビバッタの大群が中国、そして日本か。
新型コロナ以上の脅威となる200兆引のバッタは日本に来る!?
速報‼️‼️‼️10兆8500億のサバクトビバッタが数を増しながら、ついに中国大陸に到達しそう😱
— ヌクちゃん🌸🐣🌸 (@ySgvTMnP7M5K22H) March 10, 2020
これを食い止めなければ日本も食糧危機になるわよ
まぁ〜次から次へと問題が起こるワ‼️
しかし数が数だけにどうなるのよ🙀
とりあえずバッタを食うしかないか👯 pic.twitter.com/xrKdv1hF76
200兆匹のバッタは日本にくるのか?
結論から先に
200兆匹のバッタは日本には絶対に来ません。
正確には来れません。
サバクトビバッタの1日の飛行可能距離は150km。
しかも休憩しながら。
中国の上海と日本の距離約800kmの海を渡ることができないからです。

砂漠地帯で暮らすサバクトビバッタはこれ以上上海以上北に北上する子はまずありません。なので韓国にすら到着はできないのです。中国の科学の力と厳しい環境変化に耐えられず死滅は免れないのです。
ただし安心してはいけません。
サバクトビバッタの軍団が通った道は作物被害が甚大です。輸入に頼っている日本としては食料価格の増加など後々ボディブローのように被害出てくるのは確実なのです。
が、これ以上はどうしようもないのです。
そこでせっかくなので新しい疑問を↓
サバクトビバッタは何故こんなに増えるのか?
蝗害(こうがい)とも呼ばれる数十年おきに発生するバッタによる作物被害のニュース。そこで起きた疑問。
「サバクトビバッタは何故そんなに増えるのか?」
「何故数十年おきに発生するのか?」
には納得の理由があります。
今回の蝗害の主役「サバクトビバッタ」は元々アフリカの砂漠と緑地の半々の地域に住む通常は群生もせず、単独で行動する昆虫です。が、雨季になり少量の雨が降ることでバッタの餌となる「草」が生えてくるのでその餌でお腹いっぱいになると今度は産卵します。雨季でもアフリカでは少量の雨しか降らないので餌となる草はすぐになくなってしまうので羽化した幼虫は必死に成虫になりさっさと新しい餌場に向かいます。これを繰り返すのが通常のサバクトビバッタの生態です。

しかし、
「数十年に一度の大雨」が降るとバッタの餌が大量に生い茂り続けるので生まれたての成虫も旅に出ることなくその場でお腹いっぱい食べてまた産卵のサイクルを繰り返せます。
そうです、
砂漠地域でも生き残れる強靭な生命力と繁殖力を持つサバクトビバッタが何世代もその場で食事産卵成長のサイクルを繰り返すことで数万、数十万、百万と増え続けます。
そうすると面白い変化が起きます。単独を好むサバクトビバッタは、大量の仲間と密接しぶつかり合うことで「相変異(そうへんい)」と呼ばれる肉体の変化を起こし「翅(はね)が長距離飛行に適した長く強靭に変化します」

更に、仲間との群れて行動するようになり新しい食べ物がある場所へ移動を繰り返し、産卵し、増殖、周囲の仲間も合流して更に増えていくのです。

紀元前2500年ごろから世界中でバッタによる蝗害が記録を残しており定期的に作物を食い荒らし飢餓を巻き起こす悪魔、神罰とも呼ばれています。

そんなとんでもない蝗害はどのようにして退治・駆除して終わらせるのでしょうか?
蝗害はどのように終わる?退治・駆除・放置?
実は日本でも2007年に関西国際空港で3000万匹のトノサマバッタが公害を引き起こしました。発生原因は天敵のいない孤島で条件が整い大量発生。しかし薬剤散布によって駆除しました。そして残る100万となった時バッタはもう一つの天敵、カビに感染し終息しました。
あともう一つの終息方法は、天候の変化でバッタの繁殖が止まることです。バッタも偶然好条件が整ったことで以上繁殖しますがサバクトビバッタも乾燥地帯を好みますが長い間(日本で言う梅雨)のような雨が降り続けることで繁殖できず死滅していきます。ただしこれは神頼みに頼る部分があるので対策としては不十分。
そして今回以上発生したサバクトビバッタは順調に増え続け200兆匹となった大群が6月に中国に到着すると言われています。
バッタ対策で薬剤散布をする予定ですが実はあまりに日本の面積の3倍に広がった状態で中国に到着するため広すぎる範囲に薬剤散布は間に合わないのでは?と言われています。
この200兆匹の蝗害は新型コロナ以上の被害を与えるのでは?とも言われています。
何故このタイミングで・・・茫然とするかないですね。
ケニアで70年ぶり最悪の蝗害(こうがい)。サバクトビバッタの大群が作物を食い荒らす。 pic.twitter.com/BTjAm9o2ZL
— ロイター (@ReutersJapan) February 20, 2020