夏の食物から始まると思われますが実は1年中感染の危険があり、厚生労働省からノロウイルスは空気感染も起きる事が発表されました。ノロウイルスはいつから始まる?いつまで続くのか?正しい知識を手に入れて正しい感染後の対応と予防方法を学びましょう。
目次
ノロウイルスの主な症状は?
発熱後(微熱〜高熱)に激しい吐き気と嘔吐、下痢、頭痛です。突然来ます。
発熱・嘔吐・下痢の理由
発熱は体内を高温にする事で体の免疫細胞を活性化させウイルスを撃退しようとしています。嘔吐と下痢は体の中のノロウイルスを排出しようと体の防衛機能です。
頭痛の原因に注意
頭痛の主な原因はノロウイルスではなく脱水症状の可能性があります。対処方法はこちら
医者も間違えやすい初期症状に注意
初期症状は微熱〜高熱だけの為市販の薬を飲んで様子を見たり、医者も間違えやすい為風邪と誤診断されてしまう事があるので注意が必要です。診断してもらう場合はいつからどのような症状があったのかをしっかり伝えてください、インフルエンザの検査だけ行い問題ないと診断されて帰宅後に激しい嘔吐に見舞われる方も多いです。現在はノロウイルス診断キットがあるので数分で検査が可能なことを覚えておきましょう。
ノロウイルスはいつから始まる?
潜伏期間は12〜48時間。しかし全く自覚症状がないまま潜伏期間がすぎた辺りで「突然症状が起きる」ので未然に防ぐことが難しいとされています。
ノロウイルスはいつまで続く?
発熱・嘔吐は約1〜2日間
頭痛は脱水症状を抑える事ができれば数十分
下痢は2日〜30日。体内のノロウイルスはしつこく残り続けるので排出し切れるまでは下痢と戦うことになります。そのためノロウイルスはいつまでも残り長期戦うので覚悟が必要です。
ノロウイルスに感染した場合の対応方法
吐いた場合・汚物は捨てて良いティッシュや雑巾で。消毒は塩素系漂白剤(ブリーチやハイター)で周辺を拭き取った後にキッチンペーパによく染み込ませて消毒したい場所に湿布のように置きましょう。約10分程度で消毒が完了です。消毒アルコールはノロウイルスへの効果が薄いのでなるべく塩素系の漂白剤を。詳しくはこちら
ノロウイルスはアルコールが効かない?いいえ効きます。厚生労働省も認めるアルコール消毒とは?
下痢の場合:和式は便器周辺と靴・ふくらはぎ周辺まで汚染されます。洋式はお尻全体に跳ね返り汚染されているのでしっかりとアルコールでお尻全体を拭き取りましょう、しっかり拭かないといつまでも手(主に手首周辺)や衣服に付着しているので必ず手洗いと消毒を行いましょう。手の触れた場所衣服にも要注意です。詳しくはこちら
ノロウイルス感染経路は和式トイレが最も高い理由。洋式も危険な意外な理由。
ノロウイルスの予防方法
厚生労働省の推奨している予防法三原則「ノロウイルスをつけない・増やさない・やっつける」を実施しましょう。詳しくはこちら
まとめ
ノロウイルスは年中感染します。
インフルエンザと誤診されやすいので注意。
症状はいつから?48時間の潜伏期間を過ぎたら突然始まる。
症状はいつまで?下痢は長くて30日間・その他は1〜2日まで。
嘔吐した場合は塩素系漂白剤を使用する。
下痢は周囲も汚染させているのでしっかり拭き取り消毒する。
以上です。しっかり予防と対策をして乗り切りましょう。
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