神戸動物園新しいパンダはいつ来る?何故返還したの?
神戸市立王子動物園が
2000年から中国から借り受けていた
ジャイアントパンダのメス「タンタン」の中国返還が決まりました。
何故人気者だったパンダを中国に返すのか?
新しいパンダはいつ来るのか?
そもそも何故中国に返還するのか?
タンタンの返還期間は伸びないのか?
パンダのレンタル代金が馬鹿高いって本当?
など一言では片付けられない
中国のパンダ外交と
日本神戸動物園の努力のお話です。
ハロウィンイベントのタンタン。
— 神戸市立王子動物園(公式) (@kobeojizoo) October 27, 2019
今年も喜んでくれたかな!?#神戸市 #王子動物園#ジャイアントパンダ #ハロウィン pic.twitter.com/uvdtDQVPfk
目次
神戸動物園新しいパンダはいつ来る?
結論から言うと神戸市立王子動物園には
新しいパンダは来ません。
神戸市会議員連盟が中国に直談判していますが
断られているからです。
詳細をお伝えします。
何故返還したの?
返還確定は契約満期だけではありません。。
神戸市王子動物園はもともと神戸淡路大震災の復興目的で四川省からパンダを借りていましたが、
当初5年だった貸与期間を3度延長して2020年と延長していたこと。
その20年の間にオスの「コウコウ」とメスの「タンタン」の間に
07年に人工授精で妊娠したが死産
08年出産後3日で死亡
10年には人工授精の麻酔中の事故でオスのコウコウが死亡
と飼育繁殖目的もあったが尽く失敗してしまっていること。
このことから中国では神戸市立王子動物園は
繁殖や飼育の実績不足であること。
高齢のタンタンの医療設備が充実している母国に返還することが望ましいと回答している。
として延長を認めず、
新たなパンダの貸与もしないと言われています。
それはそうですよね。
中国からしたらせっかくのパンダを繁殖の実績も作れず、十分な食事もできないと判断するということは、神戸動物園の設備が不十分だったと言うことでしょうか。
それでも諦めずに神戸市議員は中国にアピールを続けると言っていますが、
本場中国が実績不足と言っているのに、見苦しい醜態のようにも見えます。
それだけ力を予算をしっかり注いだのか?と神戸市に対して憤りを感じている市民も多いでしょう。
ただし、気になることが、
2020年7月15日の返還が決定と発表も神戸動物園は
「返還期限を超過する可能性も十分にある」
ともコメントをしています。
何故でしょうか?
実はここからが本番で、
パンダは1000年以上前から
中国は金のなる動物として
外交の一つとして利用されており
現代も「パンダ外交」は世界中で行われています。
中国がほくそ笑むパンダ外交とは?
パンダ外交は中国からの寄贈から始まった。
世界中でパンダ人気が高まったのは1952年ごろから
その間に北朝鮮・アメリカ・日本・フランス・イギリス・メキシコ・ドイツの9ヶ国に20頭のパンダが「贈与」された。
もちろん世界中でパンダは大流行しました。
そして
82年ワシントン条約で国家間取引が禁止されたことをきっかけに
「パンダは絶滅の危機にある」
として贈与を中止し
共同研究名目での「貸与方式」に切り替える。
そうして条約に違反しないように
国家間でパンダによって莫大なお金が動いていました。
驚愕レンタル代年間1億円+餌代1千万円
公式な発表ではありませんが
パンダ一頭:年間1億円
オスメスつがいの場合:年間1億6千万円
子供が生まれた場合:約5000万円
貸与いわゆるレンタル費用が発生しています。
共同研究目的が目的のはずが、
貸与費用で年間1億円・・・
中国は何を負担しているのでしょうか?
餌代は1頭あたり年間1000万円。
更に死亡した場合、
賠償金約6000万円を中国に支払う必要があります。
既に神戸市王子動物園はタンタンが来た2000年から20億円を超します。
ここにオスのコウコウの貸与費用に死亡事故の賠償金なども合わせると
・・・30億以上になります。
それでもパンダを貸与したがる国ばかりです。
それほどまでに経済効果が高いと言うことです。
パンダの経済効果は50億?
パンダの経済効果は凄まじく
神戸動物園の代わりに名乗りを上げている
仙台市八木山動物園はパンダ一頭が来るだけで仙台市周辺の経済効果は50億以上になると試算していると発表しています。
まさに喉から手がでるほど欲しいパンダ。
中国は笑いが止まりません。
上手くいけばパンダが増えて収益も増えます。
まさに一石二鳥、
まさにパンダ外交。
タンタン延長の可能性はお金次第か?
中国・パンダ=お金のイメージが定着してしまいますが、
もちろん研究目的が前提とはいえ
中国はお金のためにパンダを貸していると言っても過言ではないことが分かりますね。
そして神戸動物園の「返還期間超過の可能性ある」
と言う言葉はコロナの影響で
航路が止まっているだけが原因ではない、
ひょっとすると貸与費用を増やすことで
タンタンの返還が伸びる可能性もあるということでしょうか。
パンダは可愛いし大好きですが
あの愛くるしさの裏に莫大なお金が動いていると思うと素直に笑えなくなります・・・。
タンタンはどうなるのでしょうか?
まとめ:神戸動物園に新しいパンダはいつ来る?中国のパンダ外交とは?
タンタンは高齢のため母国中国の充実した医療でのんびり過ごすのが良いとして貸与期間延長ならず。
ならばと新しいつがい夫婦を希望するも繁殖実績もなく十分な食料が取れないとして中国は神戸動物園にパンダ貸与を拒否。
しかし「タンタンは返還期間延長もありえる」としていることから、中国のパンダ外交が発生か?と注目を浴びています。
パンダには莫大なお金が動いており、世界中からパンダの貸与希望が殺到しているほどに経済効果も抜群。
仙台も候補地の一つとして立候補しているほどです。
タンタンはどうなるのかは現時点も不明です。
とりあえず我が家にもあるパンダの椅子をお勧めしておきます。↓