
画像引用:Twitter
目次
100%蜜りんごが青森で爆誕!海外で話題に!
100%蜜りんごとは?
青森在住の農家さんである「Barter」さんがTwitterで投稿した写真が「通常蜜が多くて3割程度」と言われている蜜部分が100%を占めていると話題になったのが「100%蜜りんご」です↓
ご覧の通り通常は多くて3割程度で十分に甘いと言われている蜜部分が驚きの100%!という事でその味や品種など世界中の農家さんからコメントが殺到しています。

この画像だけでも十分凄いですが、100%蜜りんごの蜜の量、絶対に美味しいですよね?リンゴの酸味なんていっさいなくてほとんどが文字通り蜂蜜のような甘さたっぷりのりんごなのでしょうか?
世界中の質問に青森在住の100%蜜りんごを作ってしまった農家さんが答えてくれているので紹介します。
100%蜜りんごの品種は?
100%蜜りんごが出来たりんごの品種は「ふじ」で無袋栽培(色付きがムラがあるが、味が乗りやすい)栽培方法で出来上がったようです。

りんご大学によるとふじの無袋栽培はジュースや生食に適したとても甘いりんごに育ちます。
無袋栽培は太陽を多く浴びるので甘味が出やすいく、
有袋栽培では色づきと貯蔵性が高まるといった差があります。
100%蜜りんごSNSの反応は?
100%蜜りんごはどこで買える?
Barterさんの営む農家さんで生まれた奇跡のりんご「100%蜜りんご」ですが個人での購入はできません。
というのも実はこのりんご「美味しくないどころか病気のりんご」だからです。(体に害のある病気などではなくりんご特有の病害でりんごの蜜を過剰に出すなど味の良し悪しが変わるだけなのでご安心を)
いきなりの現実に打ちのめされそうですが折角なので「100%蜜りんごの正体」を学んでいきましょう。
最後にはこの奇跡のりんごを生み出した農家さんがおすすめするリンゴの品種や書い方なども紹介していきますのでお楽しみに!
100%蜜りんごは不味くて病気って本当?
Twitterのコメント欄でも100%蜜りんごを食べたい!どうやったら買えるの!?教えて!?どころかクレクレさんまで現れる始末で話題沸騰のりんごですが、100%蜜りんごを作り上げた農家さんがみなさんの質問を一つ一つ答えてくれているので紹介します。
100%蜜りんごの味は?
肝心の100%蜜りんごのお味ですが私たちの想像するように酸味がなくて全て蜂蜜のような甘味に溢れる奇跡の味・・・という訳ではなく
Barterさん曰く「砂糖の足りていない煮リンゴみたいな味」
と言われている通り凄い甘いわけではないが、程よく甘い。まずくはない。ということのようですね。
100%蜜りんごは奇跡ではなく銀葉病という病害?
味も凄く美味しいわけではない・・・という事で察した方もいるようですが、実はこの100%蜜りんごが出来たのは奇跡ではなく「病気」が原因です。
今回100%蜜入りとなった原因は二つの原因があります。
ひとつは、「みつ症」と呼ばれる発生原因に不明な点が多いが蜜が通常よりも多く発生する総称のこと。病気ではないです。
もうひとつは、「銀葉病」と呼ばれる病害。
文字通り「りんごの葉が銀色に見える」のが特徴で一眼で病害になっているのが分かります。
そしてこの銀葉病に感染したりんごの実は通常よりも多く蜜が出る特徴があります。
蜜が出ると言っても正体は「水分の過剰に出ている」ということで旨味や甘味が増すということではないです。
なので今回のように大量の蜜が出て見事な甘味を出しているように見えるがあくまで病原菌の増殖による病害であり味は美味しいとは言えず市販に出ることは決してないです。(枝ごと伐採するしか病気の感染を防げないため)
それでも100%蜜りんごを食べたい場合は?
病気なのはわかった、蜜(に見える水分)の過剰分泌なのもわかった。
だけど一度はあの100%蜜りんごが食べてみたい!
という人はりんご農家の掴み取りに行くと良さそうです。
もちろん「銀葉病」に感染した銀色の鈍く光る葉っぱを探す必要があります。
目標はこの葉っぱです。
ひと目で枯れているというよりは鉛色のような色味になっているのが「銀葉病」の特徴です。

通常のりんごの葉と比べれば一目瞭然ですね。

が、りんご農家さんからすればりんご掴み取りできるりんごの木が病気にかかっているなんて絶対に見逃さないと思うのでよっぽど運が良い(農家的には悪い)場合銀葉病に感染した林檎を見つけることができるかもしれません。
そして更に確率が低いですが「みつ症」で過剰に蜜が分泌されていた場合。
100%蜜りんごが食べられる!・・・かもしれません。
でも一度は食べてみたい。
そして「不味い!」って言いたい気持ち。分かります。
一度でもあんなロマンあふれる林檎をみてしまったら・・・。
そんな人たちを不便に思ったのか
100%蜜りんごを作り上げた農家さんが
おいしい林檎を紹介してくれています。
100%蜜りんごは無理だけどこれは
「超おいしいよ!」ってことですね!
100%蜜りんご農家がお勧めする美味しい市販のりんごの選び方
ずばり
「収穫時期に合わせて購入すること。」
「採れたてが一番美味しい」だそうです。
例えば前述した「ふじ」の収穫時期は11月上旬から3月頃とばらつきがあります。なのでスーパーで出荷されたら即買いする事が大事ですが、売り場に出る前に市場でたらい回しにされてスーパーに届く場合があるので「果物に強いスーパー」を日頃から調査しておく必要もあります。
できれば箱買いすれば「収穫時期」が記載されている場合があるのでここをチェックするのも忘れずに。
もちろん農家さんから直接通販で購入もできるので美味しい時期を見計らって購入してみても良さそうです。
他の農家さん情報ですが、硬めのパリッとした林檎を楽しみたい方は
品種は「ふじ」でできれば日本の北がより歯応えが生まれるそうです。
聞いて良かった^^
100%蜜りんご農家がお勧めする世界一美味いりんごとは?
みなさんがコメントで一番多かったのが「一番美味しい林檎を教えて!」でした。
100%りんご農家さんはご自身の栽培する「ふじ」が好きと前置きしながらも私たちが日頃お目にかかれないような珍しくそして超美味しい林檎を紹介してくれました^^
甘味と酸味のバランスが抜群!幻のリンゴ「ぐんま名月」

おいしいりんごの代名詞だった「ふじ」よりの近年人気が出てきているのが「ぐんま名月」です。
特徴は赤色ではなく「黄緑・黄色」であること。
そして甘味は糖度15度とかなりの甘さで酸味が少ないのが特徴。
まぼろしと言われる由縁はずばり栽培している農家が少ないこと、そして通常の赤身がかったりんごとはちがい黄緑色なので傷が目立ってしまうため検品などで弾かれて市場に出にくいという理由があります。
が、近年SNSのおかげで見た目ではなく味の良さが徐々に伝わり始め、いつの間にかりんご好きの間では「10月頃になったらぐんま名月を探せ」と言われ「代表格ふじ」を上回るリンゴとして期待されているようです。
ここまで聞いたら絶対に注文したくなりますよね!!!
しかもこのぐんま名月の農家さんは最適な収穫のタイミングで出荷してくれるそうなので、100%蜜りんごを作り上げた農家さんが教えてくれた一番美味しい採れたてを自宅で食べることができるってことですね!私はもう注文しましたw
まるでトロピカルフルーツ!50%蜜りんご!「こうこう」

あまり聞き慣れない「こうこう」は知る人ぞ知るりんごで、地元青森県でも食べられることがめったにできない「ぐんま名月を上回る幻のりんご」と言われています。
その市場に出ない理由は「本当に甘く美味しいりんご」だからです。
青森で品種改良されてできた「こうこう」ですが蜜の量と甘さが尋常ではなく、先ほど甘いと言われていたぐんま名月を超す糖度「15・9度」
さらに運が良ければ「50%蜜」があるほど。
これは・・・食べたい!
「こうこう」はひらがなで書きます。育成者である弘前大学の塩崎氏と学生たちが、たくさんの願いを込めてつけた名前が「こうこう」です。
https://www.masahiro-ringoen.com/product-list/177
その意味は、
・弘黄→弘前大学でできた黄色いりんご
・幸黄→幸せを呼ぶ黄色いりんご
・孝行→親孝行のりんご
・高校→合格祈願のりんご(高校生が食べて大学合格!中学生が食べて高校合格!)
・煌煌→人生が煌々と光り輝く
気になる人はこちら↓
おいしいりんごは黄色ってことでしょうかね?
まとめ:話題の100%蜜りんごはどこで買える?おすすめの幻のりんごとは?
100%蜜りんごがツイッターで話題になりましたそのお味はあまり美味しいとは言えないという無情な現実。しかもその理由が「銀葉病」と呼ばれるりんご特有の病原菌が原因ということで、あんなに蜜がたっぷりあるのに甘くないなんて・・・。
しかししっかりと蜜がたっぷりとあるおいしいりんごの情報も教えてくれたので100%蜜りんごが話題になったおかげでりんごを食べるのが楽しみになりました。
ぐんま名月が届くのが楽しみです!