
AWS障害とは?2021年のAWS障害の原因、復旧までの時間、過去の復旧までの時間と原因など、AWSについて色々と紹介しています。実は日常生活で必ず利用している重要なサービスで、NetflixもFortniteもゲームからアプリまで多くの企業が利用しているAWSとは?を分かりやすく紹介しています。
AWS障害とは?現在利用できないゲーム一覧も。気長に待つことになりそうです。
そもそもの「AWS」とは?

AWSとはAmazon Web Servicesの略で、Amazonが提供している100以上のクラウドコンピューティングサービスの総称で、アマゾンが保有しているクラウドサービスを使用することで例えば今回Twitterでトレンドになったようなアプリゲームのオンライン機能を使うために必要なサーバーなどの設備費用が必要ないので初期投資が圧倒的に楽ということです。
多くの企業がこのAWSを利用しています。

AWSにするメリットをさっくり紹介
- 利用した通信費用だけの出費で済む(初期費用が少ない)
- サーバー設備の増産など必要ない(設備投資する必要ない)
- ゲームデータなどの大量の情報もクラウド上に保存できる(Netflixなどの大量の映画もここに保存されていることで有名。それほど大量の容量が保存できる)
- しかも政府レベルの堅牢なセキュリティ保証(安全を保証される)
デメリットもあります
- 今回のようにAWSに不具合があれば依存しているサービス全てが利用不可に
- 嬉しい悲鳴だが利用者が一気に増えた分一気に支払いが増えるので企業は意外と怖い。
- 辞めたいと思えばさっくりゲームのサービスも辞めれる
- 設備がないので後腐れない(ユーザーにとっては悪夢)
AWS障害とは?
前述したとおりアマゾンが誇るクラウドサービスになんらかの障害が起きたということになります。
過去に起きた大規模な障害で有名なのは
ap-northeast-1(東京リージョン)で生じた大規模障害(2019.8.23)
【原因】
冷却システム障害(AWS側)【概要】
https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/column-40.htmlより引用
AWSの東京リージョンの内の1つのデータセンター(availability-zone =AZ)で、AZ内の制御システムに問題が発生し、複数の要因により冗長化された冷却システムに障害が発生しました。それによってAZ内の一部のサーバーの温度が許容限度を超えた結果、サーバーの電源が停止し始め、同一AZ内のEC2や他のサービスのパフォーマンス劣化なども発生しました。復旧するまでの間、大手ショッピングサイトやキャッシュレスサービスサイト、またゲームサイトなどでもサービスを停止するなど、大規模な影響を及ぼした事例です。
現時点では今回の大規模なAWS障害の理由などは判明していないようですが、もちろんそこはアマゾンしっかりと障害が起きたこと、原因を追求して是正処置もしっかりと公表しリスク分散設計に勤しんでいるようです。
今回色々とゲームができなくてイラっとするかもしれませんが、次回の教訓のためにしっかりと動いてくれているので気長に待ちましょう。
こればかりはAWSを利用しているゲームメーカーはどうもしようもありませんので、復旧後の「お詫びの特典」を楽しみにしていましょう。
2021年AWS障害発生の原因は
Amazon Web Services に発生した障害で発表されている内容を紹介します。
現時点では障害が起きているということしか発表されていません。

AWS障害で現在利用できないゲーム一覧
Downdetectorでどのゲーム、メーカー、が利用できないかがひと目で分かりますのでこちらからどうぞ。
多くのサービスで利用ができなくなっていたようですね。私もPS4でゲームをやっていたらラグがひどくなったので見にきましたが色々と動きが悪くなっていたようですね。
AWS障害はいつ終わる?過去の復旧までの時間一覧
ちなみに調べてみるとAWSは毎年起きており人為的ミスから天災、障害など多くの原因があります。一応調べた範囲ですがAWS障害が起きてから復旧までの時間を紹介。
- 2012年人為的ミスによる障害で米国東部のAWS復旧時間:12時間
- 2015年DynamoDBの連鎖的エラー増加によるAWS復旧時間:5時間
- 2016年:シドニーの豪雨による停電によるAWS復旧時間:1時間30分
- 2017年:人為的ミスでS3がダウンによるAWS復旧時間:5時間
- 2019年:冷却システム障害で東京リージョンのAWS復旧時間:5時間
1時間から12時間・・・。
これは怖い。
いったいいつになったら治るのでしょうか??