Netflix映画『ザ・サイレンス闇のハンター』あらすじ・感想

音を出したら死ぬ。噂のドントシリーズ最新作はNetflixオリジナル映画「ザ・サイレンス 闇のハンター』やはりと言うか何と言うか「駄作」でした。そんなあらすじや感想を紹介します。



ザ・サイレンス:あらすじ

人間の存在を音で感知し襲撃・捕食する謎の生物がペンシルベニア州の洞穴から飛び出し混沌と化したアメリカで、聴覚のない少女とその家族は音を出さないように街を脱出する。。。しかし途中で謎のカルト集団が行く手を阻む。

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ザ・サイレンス:感想

50点。ユピテルとイオ並みのガッカリ感。

同じオリジナル作品バードボックスと似た「〜するな!」シリーズは出だしから滑りっぱなし。

駄作。

テンポは良い、怖いこともお約束の音出しヘマもあるが余計な説明を省いたことで80分と言う時間は簡単に過ぎ去ってしまった。

しかし、正直に言うと、え?これで終わり?と言う感じ。

ベスプと呼ばれる音に敏感な怪物(目が無いコウモリみたいな)が現れて人間を捕食し始める世界で逃げようとする家族のお話が骨子。

町中がパニックらしい、この街もやばそうだ。

逃げよう!ああ!とは言うが目的地もないまま突っ走り。

強そうな叔父グレンがしょうもないよそ見で落下死。

お約束の祖母の持病の咳でお父さん死にかける。

音を出しちゃダメって知らないおばさんが大声出して自滅。

そして

謎のカルト集団の襲来。

これがこの映画の全てである。

更に、謎のカルト集団の存在理由が不明、襲われる理由も不明、そして弱い。銃を打つことなくお父さんのスキンヘッドパッドでKOされる。

だからお前らナニモンなんだよ?

って最後までわからないからモヤモヤする。

えー。

何それ。

80分にまとめた努力は認めるが、もともと人気小説が原作らしく原作は未読なのでなんとも言えないがこれ程までに薄いのか?

似たような映画にNetflixオリジナル映画「バードボックス」がある。こちらは「見たら死ぬ」系で、最後まで「何を見たら死ぬのか?」が分からず、何か、不可思議な超常現象で人が死んでいく中生き残るために目隠しをして母と子供二人が川下りをすると言うシーンがいきなり心を鷲掴みにしてくる。(是非見て欲しい)

この映画と比較して思ったのが「敵の情報」についてである。バードボックスでは終始謎の敵として「見てはいけない」と言う情報のみでサバイバルをするので、視聴者である私たちも「何かに常に狙われているかもしれない」と共に緊張してハラハラしてしまい心が弱い私はギリギリの精神状態であった。今となってはこれが絶妙な心地よさだったのだと痛感できる。

そして「ザ・サイレンス闇のハンター」では冒頭からベスプと呼ばれる怪物は探窟家によって暴かれ、SNSによって音を立てたら襲われると知り、実際に襲われかけた家族はバールを投げた音・粉砕機の音などを別で起こすことで脱出できてしまう。それほどまでに混乱しているはずだが、wifiは普通に飛んでいるので窮地であってもクラスメートと連絡取れる状態だし、なんだか緊張感がない。RPGで言うと常にヒントが出ている状態である。だから緊張感がない。おかげでテンポ良く話が進み私のチキンハートは楽できたが、映画として共感を得ることができないと言うのは映画としてはダメだ。終始緊張感が生まれないと言うのはつまらない映画。駄作と言わざるを得ないのだ。

とても難しい線引きなのが分かる。心の弱い私のために分かりやすく傷つけないようにしてくれたのだろうけど、それではダメだ。心を鬼にしてこれでもかってぐらい登場人物達に試練を与えてあげないといけないのだ。

あと、最強武器粉砕機について

家族が襲われた際にお父ちゃんがとっさに動かした機械が木材をチップ状に粉砕してくれる粉砕機なのだが、これが最強。起動と同時に周囲のベスプが粉砕機に次々に入り込んで粉砕されてくれる「自動殺戮機械」と化す。このまま起動し続ければ周囲の安全が確保できる程度には皆殺しにできそうだが、何故か機械停止。そのまま起動させておけば今後世界中の粉砕機を起動させることで簡単に人間の勝ちになりそうなものだったが。。。SNSも使えるんだから動画を拡散すれば英雄だっつーの。なんじゃそりゃ!!

ふぅ。

ネットフリックスオリジナル作品どうした?まとめ

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ユピテルとイオのガッカリ感。タイタンのオチのガッカリ感。定期的に駄作を提供してくれるNetflixオリジナル作品群。最近はトレーラーパークボーイズアニメーションにどハマりして、ラブデス、ロボットで鼻血出すほど興奮させてもらっていたので油断してしまいました。

どうしても見るならどうぞ。

いや、時間ないしって方はこちらをどうぞ。

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