ラストオブアス2感想評価:プレイが苦痛。前作ファンを裏切る作品(意味深)

24時間30分掛けてやっとクリア。

冒頭の衝撃、道中の嫌悪感、負の連鎖、復讐の旅

何故か最も嫌悪すべき復讐相手をプレイさせるノーティドックの意図が全く読めない。

最後までやっても結局出てきた感情は

「やっと終わった」

だったこと。

色々賛否両論言われていますが、本当にクリアした人間はどう感じているのか?を紹介します。

色々な意味で前作ファンを裏切り続ける怒涛の物語とは?

ラストオブアス2感想評価:プレイが苦痛。前作ファンを裏切る作品(意味深)を紹介します。

衝撃のストーリー全ネタバレをされたい人は↓
ラストオブアス2ストーリー“超“ネタバレ



前作ラストオブアスは何がすごかったのか?

前作ラストオブアスが大好きだ。

ジョエルとエリーの絆が深まる過程をともに歩めたことを誇りに思う。

娘を亡くし心を失い人の命を奪い物資を運ぶ冷酷な運び屋だったジョエルと、見知らぬ男に突如目的地までの護送してもらうことになった少女エリーとの絆の物語だ。

ジョエルは当初エリーを荷物扱い。

エリーもジョエルをただの運び屋と。

そう互いに仕事だと割り切っていた関係だった。

しかし過酷な世界では個人では生き残れない。

どうしても互いに手を差し出して(時には命を投げ出して)

相棒の死、仲間の死、共に助け合い生き残り生の喜びを知る度に

互いの絆が深まっていく。

ジョエルが死に掛けた時もエリーが初めて人を殺した時も、初めて人を殺めた感傷に浸る間もなく襲い掛かる人間とゾンビたち。

人の生と死を目の当たりにし続ける度にエリーからは幼さが徐々に消え失せていく。

相反するように徐々にエリーを大事な荷物から、大事なパートナー、そして家族へと絆を深めるジョエル。どこかエリーから失われていく幼さを慈しむそぶりすら見せていた。

プレイヤーに突き付ける怒涛の展開、歩み続ける度に変わる季節、圧倒的な暴力性で襲いかかって来る怪物達。

息をつかせぬ展開と親子のように深まる絆。

音楽。

全てが完璧という他ない出来栄えだった。

前作のラストの異常性は父親としては当たり前の行動だと私は思っているし、ラストのあの会話も納得だ。

それから7年も経つ。(PS4版のリマスター版からプレイした私にとっては4年だが)2013年の発売から7年もの歳月を経てついに続編が出た。

ワクワクしないはずがない。

大人になってから久しぶりに発売日を待ち遠しく、指折りこの日を待っていた。

予告編もほぼ見なかった。

IGN JAPANの低評価っぷりは見た。(これはこれで納得)その他の海外評価では大絶賛だったとこも見た。(なんとなくIGNJAPANの言いたいことの方がしっくりきたから同じ感想を持ちそうだなとすら考えていた)

パッケージ版の特典が欲しかったが一秒でも早くゲームをやりたかったので初めて予約購入をした。

だから今日も仕事を家事を育児を頑張ったのだ。

それも全てはこのラストオブアスpart2のためだ。

今から書く感想は全て今行なったプレイからそのままの感動を伝えたいと思い記事作成をしている。

そして先に言っておこう

このゲームは前作ファンのあなたを30分後に地獄に落とす。

しかもラストまでずっとだ。

ラストオブアス2を買おうか迷っている人の種類にもよるが

前作で感動した人は買うべきではないかもしれない。

あまりに凄惨なオープニングに魂は傷つくかもしれない

この決断に対してノーティードッグが7年も掛けたことには意味があるようには感じられない。

彼らがこのゲームを集大成だと言い切った理由も納得できてはいない。

何故なら24時間掛けてクリアしたこのゲームのエンディングを見終わったら速攻でゲームを削除したからだ。

もう2度とエリーの復讐旅の片棒なんて担ぎたくない、復讐の連鎖に巻き込まれたくない、人が幸せにならない物語を観ていたくない。ラストも結局誰も幸せにならないなんて誰がプレイしたいのだろうか?

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ラストオブアス2感想評価:プレイが苦痛。前作ファンを裏切る作品(意味深)

現時点ではラストオブアス2の個人的感想評価は

40点(6時間プレイした段階では60点だった)

殷殷滅々とした物語。

エリーは最初から最後まで幸せとは程遠い人生を歩む。

前作のラストの真相を話してジョエルを嫌うこと、

ラスト周辺でジョエルとの確執が解ける瞬間、

それまでひたすらに復讐の鬼となって目の前の人間を殺して殺して殺し続けるだけ。

結局PTSDになり苦しみぬいた挙句のあのラスト

最後まで独りのあのエンディング。

辛すぎて速攻で削除した。

プレイして後悔はしていないが

2度とシングルプレイは操作しないだろう。

マルチプレイが実装されるまでは2度と触らないことを誓える。

最後まで復讐の物語でプレイが苦痛

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冒頭の事件までは神ゲーだった。

様々なメディアで言われている”冒頭の事件”が始まるまでは、これから始まるラスアス2の展開に想像が膨らみどんな冒険が待っているのだろうか?と胸が熱くなるのだが・・・。

その”事件”が起きた後、あまりに辛い。

あまりにも暴力的で凄惨で救いがない。もちろんまだ6時間程度のプレイしかしていないため、今後全てが救われるような納得できる展開があると期待したい。

が、現時点では

ノーティードッグはプレイヤーのほとんどが前作を愛している人ばかりということを念頭に置いていると思う。

前作のプレイをしている人特有の

「きっとこうくるだろう」

という予測をあえて裏切るように展開を続けてくれる。

だが、あまりにも序盤の展開が”裏切り”過ぎて、凄すぎていまだに頭がついていかない。

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復讐相手をプレイさせられる苦痛

もういいでしょ?

序盤でジョエルがアビーという女性に殺されます。

アビーは前作のラストエリーを病院から助け出す際に手術台で真っ先に撃ち殺した医者の娘でジョエルに復讐を決意させていた。

だからって前作の主人公殺させちゃダメだろ。

そして凄いのはここから、エリー編をたっぷり楽しんだ後

なぜか私たちは

ジョエルを殺したアビーを操作して彼女の物語を追従していかなければならない。

復讐相手を操作しても結局暴力と負の連鎖による復讐で辛い。

幸せな話なんてもちろん出てこない。

辛い

辛い

辛い

それだけ。

マップが広すぎて苦痛

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ネタバレを防ぐが、エリーの旅が始まると速攻でオープンワールドか?と思うほどに広いマップに放置され、しらみっ潰しに探索をするのだがこれがかなり苦痛。

しかも敵が突然湧いてきたり探索の邪魔をしてくる。

上の画像ほとんど行けてしまう。もちろんほとんど閉まっているが、手前まで行かないと分からないことが多く、行ってもなんだ閉まっているのかと無駄足が多い。

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物語では誰よりも早く先に進むべきにも関わらず、誰よりも先に進みたいはずのエリーが楽器屋でギターを弾いて歌った時は笑ってしまった。

おいおいおいおい、そんなことしている場合じゃないだろ。と。

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暴力復讐暴力の負の連鎖が苦痛

エリーの旅路には暴力だけがつきまとう。

そもそもこの旅の目的は”復讐”なのだ。

復讐の旅路に出かける先には敵しかいない。

邪魔する相手は誰でも殺す

誰でも殺し続ける。

エリーのこの旅路のゴールは”復讐”しかない。

全てが終わった時”何も残らない”事が冒頭から分かってしまう。

前作ラストオブアスのジョエルとエリーの複雑な感情が入り混じる旅ではない。前作のように二人の友情・絆・愛・家族などの物語が紡がれるような、徐々に成長を共に楽しめるような旅路ではないのだ。

事件以降彼女の前に立ち塞がる復讐・暴力・復讐・暴力の負の連鎖だけが続くので6時間プレイして思ったのは、

これが終わりまで続くのか?

といううんざりに近い感情だった。

二人の旅路はどうなるのか?

気にしたくないのだ、どうせ黒い負の終わりしか見えない。

今すぐに続きがやりたいとは思えないのだ。

ラストオブアス感想評価:良い点色々

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衝撃のネタバレをされたい人は↓
ラストオブアス2ストーリー“超“ネタバレ

ストーリー(微ネタバレ)

冒頭から感動するのが、ラスアス2の始まりはジョエルとエリーが前作から安息の地についたところからである。

あれ?

予告のようなあの暗い雰囲気ではない

ジョエルと弟のトニーが会話し

エリーとジョエルの中がギクシャクしている

など前作プレイ者へのファンサービスのようだった。

あの事件までは本当に最高なのだ。

グラフィック:

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美しいが驚くほどの感動ではない。

風景の奥行きは素晴らしく、雪の吹雪くシーンは環境音のリアルさのせいでこっちまで寒くなる。

だが、グロや人体破壊描写に対しての圧倒的なこだわりは感じる。あまりにリアルすぎるので若干吐き気がするほど。

ある程度のグロ耐性は必須。

音楽

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見事。

前作と同じ人か?

音楽がより美しく重なるように紡がれているのでサントラは絶対に買うべきレベルと思ったが、”事件”後はまったりとした平和な音楽は消え去る

ひたすら重厚で重苦しい緊張感漂うBGMが続く。

サントラ購入はプレイしてからが良いかも。

環境音は360度で聞こえてくるようにリアルで小さな風の音、水の中を歩く音、人肉を引き裂く音全てがリアス。オススメはゲーミングヘッドホンでプレイ。

私が使っているのはこれ。

操作性は前作とほぼ一緒

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前作を踏破しつつより滑らかに動けるようになっている。

ナイフはなんと無限に使える。で、喜ぶのも束の間

感染者の挙動が見事

前作ファンに朗報。

音に敏感な感染者「クリッカー」が超強化されており、通常のしゃがみ歩きで近づこうものなら速攻で振り向かれて殺される。

より慎重に歩み寄る必要があるため序盤からかなり緊張感のある戦いを楽しめる。

あれ?これは初心者にはキツイのでは?

というかかなり初代SIRENを彷彿とさせる恐怖を楽しめます。

暴力描写が大人も吐き気を催すレベル(褒め言葉)

「Z」指定のだけのことはある。

かなり残酷でグロい。血みどろとかではなく破壊描写が容赦ない。

エリーも常に怖い顔しているし。

ステルスキルする場合はエリーの顔を見るといい、かなり良い表情を見せてくれる。

こだわり過ぎだ。

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前作を未プレイでも問題ないか?

本音を言えばプレイしていた方が絶対に楽しい。

が、今作part2では本編が始まる前に2人がなぜ旅をしたのかを弟のトニーに話をしている風にざっと解説してくれている。(ちなみにあの前作のラストの会話についてのジョエルの主観と本当の話を聞いた弟トニーだったらどうするか?も聴ける)

しかし”事件”の衝撃を一番食らうのも前作ファンだけだ。この落差をカタルシスと捉えるかどうかが問題。

マルチプレイはあるのか?今後登場は・・・?

ノーティードッグはマルチプレイするかもね。しないかもね。と言及を避けている。

が個人的にはシングルプレイのこの凄惨な物語を周回プレイしたがる人は前作に比べてかなり少ないはず。

早めにマルチプレイを開発中と発表しないと

思っている以上に早く値段が暴落する可能性すらある。

微ネタバレになるが今作は様々なキャラクターを動かすことになるのだがそれぞれの挙動豊富で面白い。

あれ?このままマルチプレイで使えないのかな?

とは思うが。

いまだにマッチングする前作マルチプレイを超すやつをお願いします。

ラスアス2暴力表現規制について

そんなのは気にならないぐらい十二分にグロいのでお気になさらず。

まじでかなりドギツイですよ。

ラストオブアス2感想評価:プレイが苦痛。前作ファンを裏切る作品(意味深)

ラストオブアス2感想評価:プレイが苦痛。前作ファンを裏切る作品(意味深)を紹介しました。

何故低評価なのか?は物語がひたすらに暗く暴力と復讐の連鎖から抜け出せないエリーを見ていたくない。

休息も得られずひたすらに襲われるのはベルセルクのガッツのよう。休ませたい。

だが、ひたすら敵が襲ってくる。

もしくはだだっ広い探索パートと突如湧いて出てくるパトロール兵のせいで物語のテンポが台無しだ。

先に進みたいのにどうやらここはただの寄り道だったようだと思うとイライラしてしまう。

色々あるが辛い。

久しぶりに楽しみに楽しみにしていただけに落差がひどい。

この物語を楽しめるのか?アメリカ人は・・・。

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