溶連菌感染症を子供は繰り返す?怖い合併症・重症化と自然治癒と薬の良し悪し。

溶連菌感染症を子供は繰り返す?怖い合併症・重症化と自然治癒と薬の良し悪し。

溶連菌感染症は免疫がつくから感染しない?いえ、実は溶連菌にも様々な種類があるので何度もかかる人が稀にいます。ここでは溶連菌感染症がなぜ繰り返すのか?合併症と重症化にならない為に治療する有効な方法は薬と自然療法どちらが良いのかを説明して行きます。

溶連菌感染を繰り返すのは何故?

主な原因は薬を飲みきらないこと。薬を飲んで4日程度で症状が治まってしまう為自己判断で薬の服用をやめてしまう人がいる。しかし喉の溶連菌が残っているため繰り返しかかってしまう事がある。繰り返しを防ぐには医師の用意した薬をしっかりと飲みきる事が大事である。そのほかに薬の発達により、体内で免疫が作られる前に症状が治まってしまうため再発してしまう可能性も指摘されている。

扁桃炎が繰り返されている場合は

溶連菌による扁桃炎(口や喉の周囲にあるリンパ腺が炎症を起こす)はしっかりと抗生物質療法を行っても約15%ぐらいの人に溶連菌が残ってしまい扁桃炎が繰り返してしまうことがある。扁桃炎を繰り返す人は扁桃腺の切除して扁桃炎を起こさせないという方法も存在するそうです。年に3〜4回扁桃炎を繰り返してしまう人、扁桃周囲膿瘍のような重症の感染を起こしやすい人は扁桃腺の切除という方法を検討する人もいるようです。

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溶連菌感染症を繰り返さないためには

感染症を繰り返さないためには薬を飲みきる事と予防が大切です。感染症の予防は手洗いとうがいです。この2つを徹底するだけで感染確率を大きく下げることができます。

感染症を繰り返すということは以下の合併症も引き起こす可能性があるので注意が必要です。良く読み予防と薬の大切さを学びましょう。

溶連菌感染症の合併症とは

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溶連菌感染症に対抗するための抗体が正常な関節や心臓・脳神経を誤って攻撃してしまうこと。溶連菌感染症が落ち着いてから発症することが多く、以下の症状が出たら即座に病院で診断を受けましょう。発症する可能性は低いとされているがゼロではない為、繰り返し感染症が起きる人はそれだけ合併症が発症する可能性が高くなる。

主な合併症 リウマチ熱

溶連菌感染症の発熱やのどの痛みが治まった2〜3週間後に発症しやすい病気で感染症が終わってホッとしたタイミングで出てくる。関節リウマチに似た症状のためリウマチ熱と呼ばれるが関節リウマチとは関係がない。

リウマチ熱の症状

息苦しい。

動悸が収まらない。

関節痛・

手足が勝手に動く(痙攣)

皮膚に赤み

皮膚の下にコブ(しこり)

治療法

抗生物質療法が有効です。リウマチ熱の原因は溶連感染症のため有効な抗生物質を使用します。長期投与する必要がある。

リウマチ熱にかかった人は高確率で再度溶連菌感染症が発症することがあります。

主な合併症 急性糸球体腎炎(きゅうせいしきゅうたいじんえん)

急速に腎臓の機能が低下する病気で溶連菌感染症にかかった人の極めて一部の人に発症すると言われている。

急性糸球体腎炎の症状

体のむくみ

尿の量の減少

血圧の上昇

倦怠感(だるい)

治療法

急性糸球体腎炎の特効薬は現在ない。そのため腎臓を労わる為に入院して安静にすること。水分、塩分などの食事制限を行う必要がありひどい場合は降圧薬と利尿薬で体調をコントロールする必要もあります。

その他の合併症

更に重篤な症状には心臓や脳への症状が現れます。心臓系の合併症の症状としては不整脈・心臓弁膜症(心臓弁の異常)、脳神経系では舞踏病と呼ばれる自身でコントロールできない痙攣が起きることがあります。

現代の合併症の発症確率は

現在では合併症の発症確率は1%と言われています。しかし発症すると治療に長い年月を要するので治療完了後も尿検査を行う事で確実に腎炎などの合併症が起きる可能性がなくなった事を確認することが大切です。リウマチ熱とは

感染症の治療法:子供の自然療法と薬はどっちが良いか?

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自然療法でも薬でも溶連菌感染症は治ります。溶連菌は体内に存在する常在菌でもあるため免疫がしっかりと機能すれば自然療法でも1〜2週間で自然治癒すると言われています。しかしそれは免疫機能が出来上がっている大人の場合です。子供はまだまだ免疫機能が未発達なことが多いので安易な判断での自然療法はやめましょう。

大人でも免疫機能の正常な働きを助ける為には栄養・睡眠がとても大事です。忙しくて病院に行く暇がない!場合だと免疫が低下して前述した合併症が起きる可能性がさらに高まってしまうので注意が必要です。

通常薬による抗生物質療法であれば14日程度しっかりと薬を飲みきしっかりと退治する必要があります。自己判断で服用をやめると体内に残った溶連菌が再発するので注意が必要です。

しかし子供も大人も自然療法も薬での治療もどちらも症状が改善された後も尿検査を行い前述した急性糸球体腎炎が起きていないかの検査をした方が良いので医師が進めてきた場合や不安な場合は相談して検査を受けることをお勧めします。

自然療法と薬のまとめ

どちらも治りますが薬はしっかりと確実な根治ができ、子供の自然療法は免疫力の未熟さがある限りはお勧めしません。大人の人で症状が弱い場合は(気がつかない場合もあるが)病院にいかず治すことができます。

結局は溶連菌感染症の感染を広げないためにはしっかりと薬での治療が周囲にも迷惑をかけないのでオススメします。

溶連菌感染症を子供は繰り返す?怖い合併症・重症化と自然治癒と薬の良し悪し。のまとめ

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子供が溶連菌感染症を繰り返すには理由があり、薬を途中で止める。しかし止める人にも理由はあり症状が収まることでつい自己判断したくなるのも理解できます。しかし繰り返すことで合併症の起きる可能性が高くなり重症化すると心臓や脳にも影響を及ぼすので薬を途中でやめる危険性を学ぶことができました。

最後に

この記事は医療従事者ではなく一般人の私が作成した物です。ネットに広がる大量の情報をまとめることで世の親や自身が少しでも楽に情報を収集できるようわかりやすくしようと作成ました。簡単に情報は鵜呑みにせず安易に自己判断はせず違和感を感じたら病院に行くことです。

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